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長期投資のメリットの基礎知識

長期投資のメリットの基礎知識

2017年4月25日

【要約】

  • 長期投資(長期保有)によって、リターンの安定化、複利効果といったメリットが期待できる。
  • 仕事もプライベートも忙しい社会人の個人投資家にとって、短期売買と比べて必要となる手間暇が少ない長期投資は、合理的な選択といえる。

はじめに

これまで投資といえば「安く買って高く売る」ことを繰り返すものというイメージがあったかもしれませんが、そのような「短期売買」で利益をあげ続けることはプロでも難しいと言われています。今回は一般の個人投資家に適した投資方法と言われている「長期投資」(長期保有)のメリットについて考えます。

投資のリターンが安定する

長期投資のメリットとしてよく言われるのがリターンの安定化です。株式などに投資をすると、短期的にはリターンが大きなプラスやマイナスになることがありますが、長期で資産運用を続けていると「1年あたりのリターン」が安定してくるというものです。(長い目で見ると、短期的な変動が打ち消し合うことで安定してくる)

図表1

図表1は、米国のS&P500指数(配当込、円建て換算後)を対象に、1年だけ投資した場合から15年間投資し続けた場合までの「1年あたりのリターン」のちらばりを比較したものです。1年だけ投資した場合を見ると、リターンが最も高かった年は+60.7%、最も低かった年は‐48.7%と大きな差がありました。それに対して15年間投資し続けた場合では、最大値と最小値の差はその10分の1程度に縮まり、最悪のケースでもリターンは+1.7%でした。つまり今回分析期間とした1988年以降では、15年トータルで見ると元本割れのケースが無かったのです。リターンがマイナスとなる時期があっても、ずっと投資を続けるということが大切です。

複利効果

投資を長期的に続けることのメリットとして、複利効果も非常に重要です。これは、投資によって得られた利益を引き出してしまわず、その後の投資の元手とすることで、いわば「利益が利益を生む」という効果です。

図表2では毎年5%のリターンが確実に得られるという前提で、100万円を30年間運用した場合を例に、1年ごとに得られた利益を翌年の運用の元手に加えた場合と現金化した場合でどれだけの差が生じるかを示したものです。この両者の差は期間が長くなるほど大きくなり30年間で182万円という大きな差がつく結果となりました。この計算では税金は考慮していませんが、実際には利益を現金化するタイミングで税負担が発生するためこの差はさらに広がります。

図表2

投資によって利益が生じると、その部分を引き出して使ってしまいたい、という声もよく耳にします。しかし、引き出さず運用に加えた場合と引き出してしまった場合とでは長期的には大きな差になるということは理解しておいて損はないでしょう。

時間や労力の負担が少ない

長期投資においては、投資のパフォーマンスの確認や、保有している複数の銘柄間でのバランスを調整する「リバランス」と呼ばれるメンテナンスを適切なタイミングで行う必要はあるものの(WealthNaviではこのリバランスも自動で行います)、いわゆる「デイトレーダー」のように四六時中マーケットの状況を確認したり、売買を繰り返す必要はありません。

働きながら資産形成のために投資を行う場合、投資に十分な時間やエネルギーを割くことができない、もしくは投資よりも本業や趣味、家族との時間を大切にしたいという方が多いのではないでしょうか。投資を本業にしていたり知的な趣味として楽しんでいるならばデイトレーダーのような投資もありうるかもしれませんが、そうでないならば、それほど手間暇がかからない、いわば効率的な投資方法である「長期投資」は合理的な選択となるでしょう。

おわりに

これまで日本では、投資というのは資産家や一部の特殊な人々が行うものというイメージがあったかもしれませんが、今後は「普通の人」も投資によって資産形成することが一般的になってゆくでしょう。
長期投資は、そのような「普通の人」が投資を行う際に最も活用すべき方法の1つです。その際には、短期的なパフォーマンスに応じて方針を変えるのではなく、長期的な視点で投資に取り組むことで、上記のような長期投資のメリットを最大限に活かすことができます。誰でも手間暇をかけずに資産形成を行えるように設計された長期投資のサービス「WealthNavi」を、ぜひご活用ください。

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