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米国大統領選の結果を受けた市場の動きについて

2016年11月10日

11月8日行われた米国の大統領選の結果、トランプ氏が次期大統領として選ばれました。予想外のトランプ氏勝利のニュースは、アメリカ国内はもちろん、世界中に大きな衝撃を与え、金融市場も大きく反応しました。

開票前は多くの投資家がクリントン氏の当選を予想し、株価は上昇していました。そして、万が一トランプ氏が当選した場合には株価の暴落や円高が起こる、といった予想が一般的でした。

日本時間の9日朝に実際に開票が始まってみると、次第にトランプ氏優勢との見方が強まり、一時は101円台前半まで急激に円高が進むとともに、日経平均株価も前日比マイナス919円と急落しました。

しかしトランプ氏の当選が確実となり、米国が朝を迎えて株式市場での取引が始まると状況は一変しました。S&P500指数が前日比で1%以上の上昇となり、為替レートも前日よりも円安となる105円台後半となりました。

その背景には、トランプ氏が掲げる「強い米国」は米国にとってプラスであるという分析などがあったようです。9日の日経平均株価も落ち着きを取り戻し、前日の下落幅を超える1092円の上昇となっています。

金融市場は様々なニュースなどに影響されて、予想外の動きを見せることがあります。今回も、(1)大統領選がどのような結果となるのか、(2)その結果を受けて市場がどのように反応するのか、というどちらの点も、金融のプロであっても正確に予測することが難しかったことがわかりました。

これからトランプ氏が打ち出す政策などが明らかになるにつれて、金融市場は様々な反応を見せるかもしれません。しかし、いつどのような政策が提示され、市場がどう反応するかを正確に予測することは非常に困難でしょう。


金融のプロでも予測が難しい環境下では、幅広い資産に投資をする「分散投資」や、投資のタイミングを分散する「積立投資」によるリスクの低減が非常に重要です。これまでも2001年の同時多発テロや2008年のリーマンショックなど、世界を動揺させる出来事がいくつも起こってきましたが、世界中の国、企業、人々が、様々な変化に対応しながら努力を続けることで、世界経済は成長を続けてきました。短期的な相場変動に一喜一憂することなく、10年後・20年後の笑顔のために、長期的な視点で資産形成を続けていくことが重要です。

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