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短期の予測よりも「大きな流れ」に乗ることが大切な理由

短期の予測よりも「大きな流れ」に乗ることが大切な理由

株式市場を動かす要因は「大きな流れ」と「短期の波」に分けて考えることができます。「短期の波」は不規則で予測が難しく、安定的にリターンを狙うにはじっくりと「大きな流れ」に乗っていくことが大切です。

このコラムでは、株式市場を動かす要因を時間軸によって2つに整理したうえで、長期的に資産運用を成功させるための考え方をお伝えします。

株式市場を動かす「大きな流れ」と「短期の波」(イメージ図)

株式市場を動かす「大きな流れ」と「短期の波」(イメージ図)

「大きな流れ」と「短期の波」の違いとは

株式市場を動かす要因の1つが「大きな流れ」です。これは、経済の成長に伴う長期的な要因です。

人口が増えたり、モノを生み出すための機械や設備(資本)が増えたり、技術革新が進んだりすることで、経済は時間をかけて成長していきます。株式市場は経済活動を映すため、経済が長期的に成長していけば、株式市場も長期的に上昇していくことが期待できます。

経済成長に伴う「大きな流れ」は長期的に上昇傾向をたどる(イメージ図)

経済成長に伴う「大きな流れ」は長期的に上昇傾向をたどる(イメージ図)

一方で、株式市場は日々の突発的なニュースへの反応や景気の浮き沈み、市場の投資家心理など、より短期的な要因でも動きます。ここでは、これを「短期の波」と呼びましょう。「短期の波」は不規則に生じる特徴があります。私たちが感じる日々の株式市場の変動は、「短期の波」によるところが大きいと言えます。

「短期の波」は日々の突発的なニュースへの反応などによって不規則に生じる(イメージ図)

「短期の波」は日々の突発的なニュースへの反応などによって不規則に生じる(イメージ図)

ウェルスナビは「大きな流れ」から安定的にリターンを狙う

「大きな流れ」は、私たちの努力や創意工夫により、世界が豊かになっていくことで生まれるリターンと言い換えることができます。1、2年ではそれほど実感できないかもしれませんが、10年、20年という単位でみると、着実に積み上がっていくことが期待できます。

ウェルスナビの場合には、特定の国だけではなく、世界中の株式に投資をすることで、世界経済の長期的な成長からリターンを得ることを目指しています。

短期的には相場の下落が起こり得るため分散が大切

ここで一つ注意が必要なのは、短期的には「大きな流れ」よりも「短期の波」の影響を感じることも多いという点です。株式市場が長期的に上昇していく過程では、常に右肩上がりではなく、「短期の波」によって一時的に大きく下落することもあり得ます。

資産運用において、「短期の波」の影響を完全に消すことはできません。しかし、ある程度抑えることはできます。その方法が、株式とは値動きが異なる投資対象への分散投資です。

たとえば、好景気のときに値上がりしやすい株式と、景気が冷え込むと買われやすい債券を組み合わせると、株式だけに投資をするよりも値動きが安定しやすくなります。ウェルスナビは、株式のほか債券や不動産、金にも分散投資をすることで、「短期の波」の影響を抑えながらリターンの獲得を目指しています。

値動きが異なる投資対象を組み合わせるとリスクを抑えられる

株式と債券に分散投資した場合のリスク抑制効果(イメージ図)

値動きが異なる投資対象を組み合わせるとリスクを抑えられる

「短期の波」を予測する運用は当たりはずれが大きい

一方、ウェルスナビとは対照的に、「短期の波」からリターンを得ようとする運用手法もあります。いわゆるアクティブ運用と呼ばれる手法です。さまざまな投資対象に分散投資をしていても、「短期の波」からリターンを得ようとするのであれば、それはアクティブ運用と言えるでしょう(※1)。

このような運用は、当たりはずれが大きい運用手法と言えます。予測が当たると大きなリターンを得られる半面、予測が外れると「大きな流れ」から得られるリターンを逃してしまったり、場合によっては大きな損失が出てしまう可能性もあります。

「短期の波」は不規則で、予測するのはプロでも難しいことが知られています。たとえ膨大なデータを瞬時に処理できる最先端のAIを活用したとしても、投資家の心理までをも完璧に読み切り、安定的にリターンを得るのは難しいと考えられます。

「短期の波」は不規則で、予測して継続的にリターンを得ることは難しい(イメージ図)

「短期の波」は不規則で、予測して継続的にリターンを得ることは難しい(イメージ図)

コア(守り)とサテライト(攻め)を使い分ける

大切な将来のための資産作りは、予測の当たりはずれに頼らず、着実にリターンを狙いたいものです。そのためには、ウェルスナビのように「大きな流れ」をリターンの源泉としてとらえることが有効です。

そのうえで、もし応援してみたい会社や、試してみたい投資アイデアがある場合は、リスクが相対的に高くなることを理解したうえで、資産運用の一部に取り入れてみてもよいでしょう。その場合、資産をコア(守り)とサテライト(攻め)に分けて運用する「コア・サテライト戦略」という考え方が参考になります。

コア・サテライト戦略の主なポイント

コア・サテライト戦略の主なポイント

「コア・サテライト戦略」では、図のように、長期的な目線で安定的な運用を行う「守り重視」のコア部分と、上乗せのリターンを狙う「攻め重視」のサテライト部分に分けて資産運用を考えます。

「コア」は、経済の長期的な成長(大きな流れ)を味方につける、土台となる運用です。着実にリターンを狙うため、資産全体の大部分はコアで運用します。一方、サテライトの運用では、短期的な市場の動き(短期の波)から上乗せのリターンを狙います。仮に予測が外れても過度な損失を被らないように、あくまでも全体の一部に抑えることが重要です。

サテライトは何かと手間がかかるため、仕事やプライベートが忙しくて時間がないという人や、自分でできるか自信がないという人は、無理に取り入れる必要はありません。

資産運用のメインに据えるべきは、あくまでもコアです。老後などの将来に備えるため、安定的に資産運用を行いたいのであれば、コアだけでも十分です。ウェルスナビは「長期・積立・分散」により、お客様のコアの資産運用を引き続きサポートしていきます。

※1 たとえば、株式や債券などに分散投資をしていても、短期的な相場を予測して資産の配分比率を頻繁に変更する手法はアクティブ運用と言えます。

コラムに関する注意事項
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