ウェルスナビの「長期・積立・分散」の資産運用では、どんな相場であっても淡々と積立を続けていくことが非常に大切です。
今回のコラムではなぜ積立を続けることが大切なのか、その理由についてご説明します。
1値動きによるリスクを軽減することができる
世界経済の動きや金融政策の変更などによって、短期間で大きく相場が動くことがあります。相場が上昇すると嬉しい反面、高値になってもずっと同じペースで投資を続けていて良いのだろうか、と不安になる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、長い目で見たときに今の相場が本当に高いのか、上昇途中なのかを判断することは非常に難しく、投資のプロであっても、値動きの予測を間違えることも少なくはありません。現在の相場を気にして投資をためらった結果、将来得られたはずの収益を逃してしまうことも考えられます。
一方で積立は、毎回一定額を定期的に投資していくため、価格が安い時には多く、価格が高い時には少なく買うため、続けることで値動きによるリスクを軽減することができます。
続けることで値動きによるリスクを軽減できる
積立投資のイメージ図
そのため積立を続けていれば、必ずしも相場に合わせて購入額やタイミングを気にする必要はありません。
2心理的な負担を軽減し、長期的な利益を狙うことができる
運用を続けていく中で目先の価格変動に一喜一憂して売買を繰り返すことは、心理的にも時間的にも負担が大きいのではないでしょうか。
淡々と積立を続けていくことで、そうした心理的な負担を軽減し長期的な運用を続けることが可能になります。
また積立を続けていくことは、長期的な資産形成という大きなメリットにつながります。
世界経済の歴史を振り返ってみると、長期的に見れば世界経済は成長を続けており、長期的に積立を続けることで、その世界経済の成長の恩恵を受けられる可能性は大きくなります。
下の図をご覧ください。過去30年間を対象に資産運用のシミュレーションを行いました。
続けることで資産は約3.3倍に成長
100万円で運用開始し、毎月末に3万円ずつ積立投資した場合の30年間の資産運用シミュレーション
※当該運用パフォーマンスは過去データに基づき計算されたものであり、将来の運用成果等について示唆・保証するものではありません。(前提条件はこちら)
「長期・積立・分散」の資産運用を行うと、30年間で資産は約3.3倍に増えたことがわかります。
リーマン・ショックやコロナ・ショックなどで、一時的に相場が下落することはありましたが、長期的に見ると資産は大きく成長しています。
短期的な相場の動きにあわせて投資を中断することなく、積立を続けていくことで、長期的にはこのような大きな利益を狙うことができます。
まとめ
積立において最も大切なのは「続けること」です。
相場の動きを気にせずに続けていくことで、値動きによるリスクを軽減しながら長期的な利益を狙うことができます。
これからも積立を続けながら、将来に向けて資産を形成していきましょう。
※ シミュレーションの前提条件は以下の通りです。
<30年の長期投資シミュレーション>
・1992年1月末に100万円で運用開始し、翌月から2022年1月まで毎月末に3万円ずつ積立投資
・2017年4月時点のWealthNaviのリスク許容度3の推奨ポートフォリオ(米国株30.6%、日欧株21.5%、新興国株5.0%、米国債券29.1%、金8.8%、不動産5.0%)で毎月末にリバランスした想定で試算
・年率1%(税込1.1%、ただし消費税率は時期により適用される税率を適用)の手数料控除後
・分配金や譲渡益にかかる税金は考慮せず
・ETFの分配金は権利落ち日に再投資
・ETF設定前の期間は、当該資産クラスに対応するインデックス等のデータを利用、ただしETF経費率を控除 (米国株:Wilshire 5000、日欧株:MSCI EAFE Index、新興国株:MSCI Emerging Markets Index、米国債券:Bloomberg US Aggregate Bond Index、金:LBMA Gold Price、不動産:Dow Jones U.S. Real Estate Index)
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