ウェルストーリーとは
働く世代がお金の悩みから”一歩踏み出す”未来を応援するコーナーです。
※相談事例は、よくあるお悩みをもとにしたフィクションです。



次にいく会社、家賃補助がないんだよなあ…(ため息をつく)

どうしたの?

わっ!また出た、君はため息なの…?なんなの?

それは、また今度ね。今回は住まいに関するお金について学んでいこう!
転職に伴い、引っ越したり、住宅費が変わったりすること、ありますよね。
住宅費は毎月決まって支払う、最も大きな固定費です。
新しい会社に社員寮はあるのか? 家賃補助は出るのか? 住宅ローン手当は?
これらの条件が変わることで、家計が大きく変わる可能性があります。
目次
- 家賃のめやすは「手取りの3割以内」
- 転職してすぐは家を買えない?
- とっておきたい、生活予備資金
家賃のめやすは「手取りの3割以内」

次の勤務先、今より少し遠くなるんだよね。引っ越ししようかなと思ってて。部屋選びの優先順位難しいな。アクセス、日当たり、広さ、築年数、家賃…

家賃は毎月払う大きな固定費だから、目安を知ったうえで選んでいこうか。
住宅費は、毎月の手取り収入の3割以内を目安にするとよいでしょう。
これは、賃貸でも購入でも変わりません。二人暮らしなら、パートナーとの手取りを合算した金額で計算しましょう。ただ、いつまでも現在の二人分の収入があるとは限りません。どちらかが働けなくなった・働く時間が短くなった、などで収入が減ることも考慮に入れておくことが大切です。家賃は「世帯収入の25〜30%」以内を目安にしつつ、一人分の収入でも払えるように、現実的な水準を検討しましょう。
住宅費は、毎月必ずかかる最大の固定費になりがちです。ここが高すぎると、生活費や趣味、将来のため貯蓄に使えるお金が減ってしまい、家計を圧迫してしまいます。
車や保険料など、他にも大きな固定費がないかどうかも考慮することが大切です。特に地方では、車の維持費も考慮に入れる必要があります。
家計全体を見て、無理のない金額を見極めましょう。

タメ息さんのワンポイントアドバイス
「家賃補助」で注意したいことは?
企業の「家賃補助」にも、法人契約か個人契約かなど、違いがあります。
敷金、礼金などの初期費用の負担があるのか、家賃をどのように補助されるのか、退職時の契約はどうなるのかなど、事前に確認しておきましょう。
転職してすぐは家を買えない?

家賃は固定費、ちゃんとおさえておこう。いずれは家を買いたいけど、転職するとローンの審査とか不利になるとかある?

気になるところだよね。「不利」ではなさそうだけど、個々の状況で判断というのが実態ではないかな。
住宅購入時にローンを組む際には、金融機関による審査があります。
転職したばかりだと、「ローンは組めるのだろうか」と心配になるかもしれません。
国土交通省の調査によると(※1)、全国の金融機関の約9割が、「勤続年数」を審査項目としています。
勤続年数の具体的な基準は金融機関によって異なりますし、年収や年齢なども含めて総合的に判断されます。気になる場合は、金融機関に相談してみるとよいでしょう。
タメ息さんのワンポイントアドバイス
住宅を購入したら、保険の見直しも必要?
住宅を購入する際は、「保険の見直し」も忘れずに行いましょう。
住宅ローンを組む多くの方が加入する「団体信用生命保険(団信)」は、万が一のときに住宅ローン残高がゼロになる、とても心強い保険です。
しかし、万一の住居費をカバーするために生命保険に加入している場合、保障内容が団信と重複するため、見直す余地があります。
団信への加入を機に、ご自身の生命保険を見直すことで、毎月の保険料を節約できるかもしれません。
とっておきたい、生活予備資金

引っ越し代もかかるんだった。転職っていろいろ物入りだね。

大きな生活の変化に備えて、とっておきたいのが「生活予備資金」だよ!
突然の出費や、予期せぬ収入減。人生には想定外のことが起こります。そんな時、心強いお守りとなるのが生活予備資金です。
まず備えておきたいのは、「生活費の3〜6か月分」です。病気やケガ、失業などで収入が途絶えたとしても、当面の生活を維持できるだけの金額をすぐに使えるようにしておきましょう。家電が壊れた、冠婚葬祭が続くなどの「想定外」に備えるお金です。
また、「近い将来に使うお金」も生活予備資金の一部です。子どもの入学費用や結婚費用など、あらかじめ予定されている大きな出費に備えます。
計画的に生活予備資金を貯めておくことで、急なライフイベントが起きても慌てることなく、安心して対応できるようになります。
今回の「転職」に要するお金は、「近いうちに使う予定のあるお金」に該当します。転職を決めた後から、実際にお金がかかるまでには時間があります。事前に必要になるお金を洗い出しておきましょう。


「まさか」に備えるって大事だね。1年前は転職するなんて思ってなかったもんなあ。さて、部屋探しに戻るか。

いい部屋、見つかるといいね!