WealthNaviはETF(上場投資信託)を通じて、世界約50カ国1万1000銘柄に分散投資をしています。分散投資において大切なのは、資産をどう配分するかです。リスクが中程度のポートフォリオ(資産の組み合わせ)であれば、米国株30.4%、日欧株21.4%、新興国株6.0%…といった具合に、最適な配分が決まっています(※1)。
個人投資家がETFを買って最適な配分を実現しようとすると、取引単位がネックになることがあります。ETFは、「2万円分買いたい」といった具合に金額を指定して買うことはできないからです。
ETFの取引単位は、数千円、1万数千円などさまざまです。米国株のETFであるVTIは約1万6000円で取引されているので、最適な配分が2万円分だとすると、ぴったりの金額で買うことができません(※2)。
最適な配分で買えない
一般的な米国株(VTI)購入のイメージ図

米国株(VTI)の例と同じく、「金を1万円分買いたい」と思っても、金(GLD)の取引単位は約1万4000円なので、1つ買うと多すぎるし、かといって1つも買わないと、ポートフォリオに金(GLD)を組み入れることさえできません。
この問題は、資産運用にあてる金額が小さいほど深刻です。たとえば10万円で世界中に分散投資をしようとしても、ETFの取引単位がネックとなり、最適な配分で投資できません。ETFを使って最適な配分を実現するには、通常、まとまった投資金額が必要となります。
1000分の1単位で買える
こうした問題を解消するため、WealthNaviは、ETF1口を1000分の1単位で取引できる「ミリトレ(少額ETF取引機能)」を導入しています。これは、WealthNaviが買ったETFを、お客様と1000分の1単位で取引する仕組みです。個人が証券会社を通じて米国上場のETFを売買しようとしても、こうした取引はできません。
1000分の1単位で取引できる
ミリトレのイメージ図

ミリトレによってどんなことが実現するのか、具体的に見てみましょう。
米国株(VTI)の取引単位は約1万6000円ですが、ミリトレによって、1000分の1の約16円で売買することができます。「米国株を2万円分買いたい」という例では、米国株(VTI)1つと、1000分の1単位のミリトレを組み合わせ、最適な配分で買うことができます。
最適な配分で買える
ミリトレを利用した米国株(VTI)購入のイメージ図

1000分の1単位で投資できるので、金(GLD)などその他のETFも、取引単位にかかわらず、最適な配分で買うことができます。
ミリトレは、投資金額が少額であるときにとりわけ効果を発揮します。毎月1万円から設定できる自動積立もその一例です。投資金額が大きい場合も、ミリトレによってポートフォリオをより最適な状態に近づけることができます。
さまざまな資産に投資できるETFは、世界経済全体に分散投資をする上で最適な選択肢の一つです。WealthNaviでは、ミリトレによってETFの取引単位にかかわらず、最適な配分での投資を実現させています。
- 2019年7月31日時点
- 2019年7月31日時点の価格をもとに概算金額を算出