WealthNaviの取引履歴を見ると、「分配金」が入金されていることがあります。分配金とは何か、またWealthNaviでは分配金をどのように運用しているのかをご紹介します。
分配金とは?
分配金とは、ETF(上場投資信託)が保有する株式や債券などから支払われる配当や利子を原資とした、ETFの投資収益の一部です。
たとえば「米国株(VTI)」は、マイクロソフトやアップル、アマゾンなど、約3800の株式に投資しています(※1)。
ETFに組み入れられている株式はそれぞれ会社の経営方針により、利益の一部を配当として株主に支払います(※2)。米国株(VTI)が投資している約3800の株式から出た配当は定期的に「分配金」として支払われています。
ETFから分配金が出る仕組み(イメージ図)
米国株(VTI)
なお、分配金が発生するタイミングは、ETFの銘柄によって異なります。
WealthNaviの取り扱う銘柄のうち、たとえば米国株(VTI)、日欧株(VEA)からは原則3カ月ごと、債券(AGG)からは原則毎月、分配金が支払われます。(※3)
分配金を再投資することで新たなリターンを生む
WealthNaviは、受け取った分配金をETFに自動で再投資しています。
分配金は、資産運用で得られるリターンの一部ですが、再投資することによって、その時点で得られた金額以上の力を発揮させることができるからです。
これは、リターンがリターンを生む「複利」の効果です。分配金として得たリターンを引き出さずに、再投資し時間をかけて運用すれば、新たなリターンが生まれます。
分配金をETFに再投資する仕組み(イメージ図)
1年や2年といった短期では複利の効果を感じづらいのですが、20年、30年と積み重ねていけば、複利の効果が大きくなっていくのを感じられるでしょう。
WealthNaviなら分配金再投資も自動
WealthNaviは、分配金の再投資を自動で行います。
分配金の再投資にかかる費用は無料です。また、再投資をする際に、自動でリバランスを行い、「最適」なポートフォリオ(資産の組み合わせ)に近づけます。
個人でETFを買っていれば、分配金は現金として入ってくるだけで、自動で再投資にまわらないことが多いでしょう。分配金として入ってきた現金を自分で再投資するにしても、手間やコストがかかります。
WealthNaviを使って、手間をかけずに分配金を再投資しながら、じっくりと資産運用を行っていきましょう。
※1 出典:『Vanguard Total Stock Market ETF』(2023年6月発行)※2023年9月1日確認
※2 配当金は企業の経営方針により、増額することもあれば、減額されることもあります。また、まったく支払われないこともあります。
※3 あくまで予定であり、分配金が発生しない場合や、分配の時期が変更となる場合もあります。また分配が行われない銘柄もあります。
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