コラム

【CEO柴山】2019年後半はどんな資産運用をすればいい?

【CEO柴山】2019年後半はどんな資産運用をすればいい?

こんにちは。ウェルスナビCEOの柴山です。今回のコラムでは、ウェルスナビの資産運用セミナーで参加者の皆様の関心が特に高いテーマについて、共有させていただきたいと思います。

金融市場の先行きは不透明さを増しており、「これからどんな資産運用をしていけばいいのでしょうか」といった声をお聞きすることが多くなりました。

そこで、金融市場のこれまでとこれから、そして「長期・積立・分散」の資産運用をするうえで大切なことについて、改めて考えてみました。金融市場の動きにさほど興味がないという方にも、関心を持っていただけるテーマではないかと思います。

楽観と悲観を繰り返した2018年

ここ最近、金融市場ではさまざまな動きがありました。国内外の株価の動きや経済ニュースなどを見て、不安を感じることも多いのではないでしょうか。

そこで、2017年から現在(2019年6月)までを振り返ってみましょう。ここでは、米国の代表的な株価指数S&P500を見てみたいと思います。

2018年を振り返ってみると…

2018年を振り返ってみると…

S&P 500 COMPOSITE - PRICE INDEXより当社作成(2019年6月)

2017年の1年間、S&P500は順調に上昇し続けてきました。

ところが、2018年2月、それまで上がり続けてきた株価が一気に急落し、先行きを悲観するニュースが多く流れました。

その後秋にかけ、株価は史上最高値へ上昇し、投資家の間でも楽観ムードが広がりました。株価上昇を牽引したのが、いわゆるGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)と呼ばれる巨大テクノロジー企業でした。

しかし年末にかけ、まさにそのGAFA銘柄を中心に株価が急落し、クリスマス前後には悲観論が飛び交いました。

このように振り返ってみると、2018年は、楽観的になったり悲観的になったり、資産運用をする方にとっては非常にストレスのたまりやすい1年だったのではないでしょうか?

金融市場の今後を占う3つのトレンド

金融市場の今後を占う3つのトレンド

2018年の株価の大きな動きの裏側には、3つの大きなトレンドがありました。これら3つのトレンドは、現時点でも金融市場に大きな影響を与えていると考えられます。

1米中の貿易摩擦の長期化
ひとつは、2018年に大きく表面化した米中の貿易摩擦です。米国は中国に対し、経済制裁を切り札に交渉を有利に進めようとしています。「米国のトランプ大統領がツイートすると株価が乱高下する」といったニュースを目にしたこともあるのではないでしょうか。
2欧米の金融政策の先行き
次に、欧米の中央銀行による金融政策の先行きです。2018年まで欧米の中央銀行がリーマン・ショック以来の金融緩和を段階的に解除していこうとし、世界的に株式や不動産などの資産価格の下落要因となりました。

こうした大きな流れがある中で、最近になって、貿易摩擦や景気後退への懸念を背景に、米国の中央銀行が金利の引き下げをするという期待も生まれています。これは、株価が上昇する要因となります。

3テクノロジー投資の加速

最後に、テクノロジー投資の加速です。2018年にGAFAの株価が伸びたのは、こうした企業に代表される最先端のテクノロジーへの期待感からでした。2019年に入ってからはUberなどの上場により、テクノロジー企業への投資が一層、力強さを増しています。

今後どう行動すればいい?

ただし3つのトレンドを詳細に分析することは、「長期・積立・分散」の資産運用においてそれほど重要とは言えません。将来に向けて20年、30年と資産を運用していくとき、2019年後半の動きがどうなるかは、本質的な問いではありません。

本質的な問いは、20年後、30年後に、世界経済が成長しているかどうかです。なぜなら、「長期・積立・分散」の資産運用においてリターンの源泉となっているのが、世界経済の成長だからです。

世界経済の大きさの指標である、GDPを見てみましょう。

1992年からの25年間で、世界のGDPは約3倍に増えています。ではこれから先の25年間はどうでしょうか。もし横ばいだとすれば、日本の「失われた20年」よりひどい状況だということになります。もし成長が少し鈍化するとしても、25年後に約2倍には成長するかもしれません。これまでと同じスピードで成長すれば、約3倍になります。

世界経済は今後も成長するか

1992年から25年間のGDPの推移および将来予測のイメージ図

1992年から25年間のGDPの推移および将来予測のイメージ図

※IMF「世界経済見通しデータベース」をもとに当社作成(2018年2月)

成長するのか、あるいはどれくらいのスピードで成長するのかを知るために、「世界経済」(世界のGDP)を分解してみましょう。

「世界経済」は、「人口」と「一人あたりGDP」をかけ合わせたものだと定義できます。

世界の「人口」については、世界銀行などさまざまな機関が、今後数十年間増え続ける、という予測を示しています。

「一人当たりGDP」はどうでしょうか。カギとなるのは、技術革新です。足元では、労働生産性が上がる、新興国が先進国の仲間入りをする、といった変化が起こっています。技術革新が加速する流れによって、一人あたりGDPは今後伸びていくでしょう。

「人口」も「一人当たりGDP」も上昇トレンドなら、二つをかけ合わせた「世界経済」は今後も力強く成長するだろうと予測できます。

世界経済は成長し続ける

世界経済は成長し続ける

世界経済が成長すると言われても、日本にいると、ピンと来ないかもしれません。人口が減り続けている日本では、一人当たりGDPで人口減を補ってはじめて、経済を維持できます。下りのエスカレーターを駆け上がるのは難しく、力強い成長を実感しづらいと言えます。

「長期・積立・分散」の資産運用では、日本にいながら、世界中に広く分散して投資し、世界経済の成長の恩恵を受けられます。私たち一人ひとりの働きももちろん、世界経済の成長に貢献しています。

ここ数カ月、1年でどうなるかではなく、20年後、30年後の世界経済の成長を期待し、長い目で資産運用を続けていただけたらと考えています。

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