NISAの金融機関は変更可能
「NISAは1人1口座だから、一度開設したら変更できない」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、すでにNISAで運用中の資産があっても、NISAの金融機関を変更することはできます。
たとえば、2025年はB証券のNISA口座で投資し、2026年はウェルスナビのおまかせNISAで投資するといったように、年ごとにどの金融機関のNISA口座を使うかを選択できます。ただしNISA口座が使えるのは1年に1つの金融機関のみです。そのため、一度でもNISA口座で資産を購入している場合は、その年に金融機関を変更することはできず、翌年からの変更となります。
年ごとにどの金融機関のNISA口座を使うかを選択できる(イメージ図)

現在NISAで運用中の資産はどうすればいいのか
金融機関を変更するときに、すでに運用中の株式や投資信託を新しい金融機関に移すことはできませんが、無理に売却する必要もありません。売却しない限り非課税の恩恵を受け続けることができます(2024年からのNISAの場合)。また、必要であれば、好きなタイミングで自由に売却できます。
このように、すでにNISAで購入した資産はそのまま保有しつつ、NISAをウェルスナビで始めることができます。これまでの資産は以前の金融機関に、これからの資産はウェルスナビに、と分けて管理していくイメージです。
金融機関を変更する際の注意点
重要な注意点として、前述のとおり、すでにNISAで運用中の投資信託、株式などは新しい金融機関(ウェルスナビ)に移管できない点が挙げられます。たとえば、A証券で購入した投資信託をウェルスナビの口座には移せません。そのため、売却しない限りは複数の金融機関でNISA口座を管理することになります。それぞれの口座の運用状況を定期的に確認することをお勧めします。
NISAで新規の買い付けができるのは、変更後の金融機関(ウェルスナビ)のみとなります。変更前の金融機関ではすでにNISAで運用している資産の売却のみが可能で、新たな買い付けはできなくなる点にご留意ください。
おまかせNISAのお申し込みを検討されている方
- 「おまかせNISA」を利用するには、ウェルスナビの口座開設が必要です。
- ウェルスナビの口座開設がお済みの方は、ログイン後の「おまかせNISA」メニューよりお申し込みいただけます。
- 他の金融機関でNISA口座を開設済みの方も、「金融機関変更」のお手続きをすることで、お申し込みいただけます(詳細はこちら)。その際、他の金融機関のNISA口座で運用している資産を売却する必要はありません。
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