コラム

創業10周年を迎えて ~CEO柴山和久メッセージ~

創業10周年を迎えて ~CEO柴山和久メッセージ~

おかげさまで、ウェルスナビは創業10年を迎えることができました。皆さまに御礼を申し上げます。

10年前、米国人である妻の両親と、日本人である私自身の両親の間に、約10倍もの資産の差があることに気づき、ウェルスナビを創業しました。

今では、投資や資産運用は10年前と比べて身近になりました。ウェルスナビも約40万人の皆さまにご利用いただいており、おまかせの資産運用サービスとしては、大手金融機関も含め、日本で最も多くの方々に選ばれています(※1)。また、預かり資産は今年1月に1兆4,000億円を超え、国内No.1のロボアドバイザーとして成長を続けています(※2)。

お客様とともにコロナ・ショックも乗り越えてきた

ウェルスナビは、皆さまと共に、2020年3月の「コロナ・ショック」をはじめとする多くの困難を乗り越えてきました。最近は米国の新しい関税政策により、世界中の金融市場が混乱に陥り、今も収まっていません。

私たちが10年、20年と資産運用を続けていく上では、金融市場の混乱を避けて通ることができません。このため、「長期・積立・分散」の資産運用で、リスクを抑えて長期的に運用を続けていくことが大切です。

「長期・積立・分散」の資産運用により、リスクを抑えつつ、世界経済の成長率を上回るペースで資産を増やしていくことを目指すことができます。(詳しくはこちら

将来予測が不可能だからこそ、「長期・積立・分散」を

一つ注意しておきたいのは、資産運用においては「確実なことはわからない」という点です。

もしも確実な投資手法があるのであれば、そちらを選ぶべきです。例えば、米国株だけに投資すれば必ず儲かるのなら、そうするべきです。しかし、21世紀の最初の10年をみてみますと、米国株のリターンは日欧株や債券などを下回り、ウェルスナビが投資する6つの資産のなかで最も見劣りしました(※3)。

金融の世界では、過去から学ぶことはできますが、過去から未来を予測することはできません。この点は、AIがどれほど進化しても変わりません。だからこそ、いろいろなシナリオに備えて、予めリスクを分散させておくことが大切です。

「長期・積立・分散」でも、元本割れすることはあります。特に運用開始から1、2年は元本割れが起こりやすく、そのようなときには、裏切られたような気分になることもあります。それでも、他の投資手法よりダメージを受けにくく、預金よりもインフレ(物価上昇)に強いので、「長期・積立・分散」が資産運用の基本とされています。

ウェルスナビのこれからの10年

創業から10年、ウェルスナビは資産運用のサービスを充実させてきました。これからの10年は、資産運用だけでなく、家計管理や住宅ローン、保険など、人生におけるお金の悩みを総合的に解決するサービスを目指していきます。

昨年5月には、老後の備えだけでなく、万が一の備えについてもアドバイスする保険のカウンセリングを開始しました。万が一の保障を今まで以上に充実させつつ、保険料を見直した分を資産運用の積立に回したお客様など、ご利用頂いた方々から高い満足のお言葉を頂戴しています。

セキュリティをさらに強化

同時に、セキュリティの強化にも取り組みます。最近、日本では、証券口座の乗っ取りと不正取引が大きな社会問題となっています。取引量の少ない株式を高値で購入させ、その裏側で犯人は同じ株式を売却して不正に利益を得る仕組みです。

ウェルスナビでは、これまでに口座の乗っ取りによる不正取引は確認されていません。万が一、口座を乗っ取られたとしても、ウェルスナビではそもそも個別の株式の取引はできません。また、ウェルスナビの資産を勝手に売却されても、第三者の銀行口座への不正出金を防ぐ仕組みを設けています。

さらに、ウェルスナビは2018年8月に「多要素認証」に対応済みです(設定方法はこちら)。多要素認証とは、「パスワードを知っているか」という要素に加え、「お客様自身のスマートフォンを所持しているか」といった他の要素での認証を重ねて行うことで、セキュリティを高める仕組みです。

ウェルスナビでは、まず、来月(6月)に多要素認証を必須化した上で、その後、多要素認証の仕組みを、よりセキュリティが高く、より使いやすいものに改善していきます。皆さまの資産と情報を守り、誰もが安心して利用できるサービスづくりに今後も尽力してまいります。

どうぞ、引き続きご愛顧いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

ウェルスナビCEO・柴山和久

※1 一般社団法人日本投資顧問業協会「契約資産状況(最新版)(2024年12月末現在)」
※2 一般社団法人日本投資顧問業協会「契約資産状況(最新版)(2024年9月末現在)『ラップ業務』『投資一任業』」を基にネット専業業者を比較 ウエルスアドバイザー社調べ(2024年12月時点)。預かり資産は2025年1月23日時点で1兆4,000億円を突破。
※3 ウェルスナビの投資対象(資産クラス)に対応するETF(ETF設定前はインデックス等)の2000年末から2010年末のトータルリターンを比較。米国株:VTI/Wilshire 5000、日欧株:VEA/MSCI EAFE Index、新興国株:VWO/MSCI Emerging Markets Index、債券: AGG/Bloomberg US Aggregate Bond Index、金:GLD/LBMA Gold Price、不動産:IYR/Dow Jones U.S. Real Estate Index。出所:Bloomberg

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