コラム

なぜ長期投資には「リバランス」が必要?

なぜ長期投資には「リバランス」が必要?

ウェルスナビのような、株式や債券など複数の資産の組み合わせ(ポートフォリオ)による運用では、最適なバランスで運用を始めることができたとしても、何もせずに放っておくと、相場変動によって次第にバランスが崩れていきます。

今回のコラムでは、長期の資産運用において、資産のバランスを整える「リバランス」がなぜ必要なのかをお伝えします。

リバランスとは?

ポートフォリオを最適な状態に保つため、資産の購入や一部売却によって全体のバランスを調整するのが「リバランス」です。

バランスが崩れたまま放置すると、リスクの取りすぎになるなど、長期の資産運用にマイナスの影響が出る恐れがあります。リバランスによって、10年、20年という長い期間、適切なリスクのもとで最大のパフォーマンスを狙うことができます。

リバランスのイメージ

株式を売却し、債券などを買って「最適」な状態に戻した

リバランスのイメージ

上の図の「崩れたポートフォリオ」は、最適なポートフォリオと比べてリスクの高い株式の比率が上がっています。株式は値動きが大きいため、ポートフォリオ全体では、当初の想定よりもリスクが高くなりすぎてしまいました。

ここでリバランスの出番です。この例では、値上がりした米国株などを売り、値下がりした債券などを買って、元の最適なポートフォリオに戻しています。

プロの投資家も、「年一回」や「最適な割合から5%以上ズレたら」など、一定の条件を設けてリバランスを行なっています。

リバランスは、積立や追加入金によって、資産を新たに購入する際にも行うことができます。例えば株価が下落し株式の比率が下がっていれば、株を多めに買うことで最適なバランスに近づけます。積立投資を続けている人は、この購入時のリバランスによって、ポートフォリオを最適な状態に保ちやすくなります。

リバランスのメリットは?

リバランスには、大きく3つのメリットがあります。

リバランスの3つのメリット
1最適なポートフォリオを保てる
長期投資では、ポートフォリオの小さなズレの積み重ねが将来の結果に大きな影響を与えかねません。リバランスで最適なポートフォリオを保ち続けることが重要です。
2リスクを取りすぎることを防げる
許容できるリスクを超えると、想定外の損失を発生させることにもなりかねません。株の比率が上がりすぎていると、株価急落の際の損失が大きくなります。リバランスによって、リスクの取りすぎを防ぐことができます。
3パフォーマンス改善の可能性も

リバランスにおいては、値上がりしてポートフォリオの中で比率が上がった資産の一部を売って、逆に値下がりした資産を買う、といった取引を行ないます。

言い換えれば、値上がりした資産を利益確定し、割安になった資産を買うことになるため、リバランスしない場合よりもパフォーマンスが改善される可能性があります。

自分でリバランスするとどうなる?

実際にリバランスをするのは意外と大変です。まず、どのようなルールでリバランスをするのかを決め、ポートフォリオを把握しておく必要があります。実際にリバランスをするとなると、個人投資家の場合、リバランスをするだけで数日から一週間かかる場合もあるでしょう。

ウェルスナビならお客様の手間なく、自動でリバランスができます。

リバランスを行うのは手間がかかる

ウェルスナビの自動リバランスと、自分でリバランスをした場合の比較

リバランスを行うのは手間がかかる

ウェルスナビは3つのリバランスを自動で行う

ウェルスナビでは、積立や追加入金によるリバランスも、売りと買いを組み合わせたリバランスも、どちらも自動で行います。売りと買いを組み合わせたリバランスは、原則として半年に一度ですが(定期リバランス)、バランスが大きく崩れた場合は前倒しで実施します(臨時リバランス※)。

ウェルスナビの3つのリバランス

参考:長期投資に役立つ3つの自動リバランス

このようにお客様は手間をかけずに最適なポートフォリオを保つことができます。資産のメンテナンスもウェルスナビに「おまかせ」で、長期運用で大きな資産づくりを目指しましょう。

※臨時リバランスでは、運用額全体に占める割合を「米国株」「日欧株」といった資産クラスごとに計算し、最適な割合から5%以上離れていればバランスが崩れていると判断しリバランスします。例えば、米国株の最適な割合が35%である場合、株価急落により米国株の割合が30%を下回るとリバランスします。

コラムに関する注意事項
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