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長期投資のススメ ~淡々と運用し続けることが大切~

長期投資のススメ ~淡々と運用し続けることが大切~

資産運用を始めたばかりの時期は、リターンがプラスとマイナスの間を行き来することが多くなります。マイナスのリターンの時期をしばらく経験すると、「このまま続けてよいのだろうか」「リターンがプラスに戻ったら、出金して様子を見たほうがよいのではないか」という迷いが生まれるのではないでしょうか。

利益確定のため出金した後、そのお金はどうする?

マイナスのリターンを経験した後、リターンがプラスに戻ったら、その時点で利益確定のため出金しようと考える方は多いと思います。

しかし、一度立ち止まってみることをおすすめします。利益を確定したとして、その後にどうするのか、考えてみてはいかがでしょうか。

利益確定のために出金を行うと、それまで投資にまわしていた資産は現金になって戻ってきます。多くの場合、投資にまわしていたお金は、生活費などのすぐに使うお金ではなく、将来使うお金として確保していた資産だと思います。そのため、現金化した後、タイミングを見て、いずれまた投資を再開する可能性が高いのではないでしょうか。

投資を再開するタイミングを見極めるのは難しい

仮に、利益確定のために出金したとします。相場がまた下がったところで再投資すれば、理論上はリターンを大きくすることができます。

しかし、資産を売ったあと、予想に反して相場の上昇が続くこともあります。その場合、運用を続けていれば得られたリターンを逃してしまうことになります。

4年ほど前のコロナ・ショックでは、株価がショック前の水準まで回復した直後の約1カ月に、一定割合のお客様が資産を売却し、運用を中断してしまいました。

コロナ・ショックからの相場回復局面で一定割合の方が資産を売却した

S&P500指数の推移(2019年7月~2021年12月)

コロナ・ショックからの相場回復局面で一定割合の方が資産を売却した

そして、その後も株価の上昇は続いたため、資産を売ってしまったお客様のうち、一定割合の方が、高くなったタイミングで再投資することになりました。淡々と続けていれば得られたリターンを逃すことになり、「売らなければよかった」と後悔した方もいたはずです。

このように、相場の動きを正確に予測するのはとても難しいことです。だからこそ、相場の動きにあわせて行動を変えるのではなく、淡々と資産運用を続けることが大切です。

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