コラム

なぜ「日本」だけでなく「世界」に投資したほうがいいのか

なぜ「日本」だけでなく「世界」に投資したほうがいいのか

まとめ

  • 過去25年間で世界の株価は大きく上昇したが、日本は横ばいだった
  • 株価を支えるのは経済。過去25年間で世界経済は大きく成長し、日本経済は横ばいだった
  • 世界経済は今後も成長が見込まれるので、世界全体に長期投資するのが合理的

資産運用を始めるとき、何に投資すればいいか迷ったという方は多いのではないでしょうか。

迷った結果、日本企業に投資したという方もいらっしゃるかもしれません。自分の国に投資が偏ってしまうことをホームバイアスと呼び、よくあるケースだと言えます。

一方、世界の富裕層や機関投資家が行っている「長期・積立・分散」の資産運用では、一つの国や地域に偏った投資は行いません。世界全体に分散して投資を行います。なぜ世界全体に投資するのでしょうか。

世界株は大きく上昇した

過去25年間の、代表的な世界の株価指数(世界株)と日本の株価指数(日本株)を比べてみましょう。

世界株は過去25年間で大きく上昇

1992年から25年間の代表的な世界と日本の株価指数の推移

1992年から25年間の代表的な世界と日本の株価指数の推移

(注)世界株の指数には、先進国および新興国の代表的な銘柄で構成される「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(MSCI ACWI、配当込み)」、日本株の指数には東京証券取引所市場第一部に上場する国内株式全銘柄を対象とする「東証株価指数(TOPIX、配当込み)」を使用

過去25年間で、世界株は大きく上昇しました。世界株への長期投資を行っていたら、資産を大きく増やせたことになります。

一方、日本株はほぼ横ばいでした。日本株全体に長期投資をしていても、元本割れの期間が長かったと考えられます。

世界経済も右肩上がりで成長した

株価は経済の大きな流れに影響されます。経済の状況を見てみましょう。先ほどと同じ1992年からの25年間で、世界と日本の経済活動の状況を比べました(下図)。

世界経済も過去25年間で大きく成長

1992年からの世界全体と日本の名目GDPの推移

1992年からの世界全体と日本の名目GDPの推移

出典:IMF「世界経済見通しデータベース」をもとに当社作成(2018年2月)

この25年間で世界経済は右肩上がりで成長しました。世界株はその恩恵を受けて大きく上昇しました。一方の日本経済は、「失われた20年」という言葉にも表されるように停滞しました。その結果、日本株も横ばいで推移しました。

株価と経済の状況から、過去25年間は、日本だけではなく世界全体に長期投資をすることで高いリターンを得られたと言えます。

世界経済は今後も成長するのか

では、世界経済は今後も成長するのでしょうか。

IMF(国際通貨基金)によれば、2018年に世界経済は3.6%成長しました。成長を牽引したのはインドや中国、ASEANなどの新興国で、5~6%台の成長でした。一方、日本の成長率は、0.8%にとどまりました。

世界経済は成長している

世界主要国・地域の経済成長率(2018年)

世界主要国・地域の経済成長率(2018年)

出典:IMF「2019年10月 世界経済見通し(WEO) 」を基に当社作成(2019年12月)

世界経済の成長は今後も続くと考えられます。その前提に立てば、日本だけでなく世界全体に長期投資することは合理的です。

世界最大級ファンドであるノルウェー政府年金基金が世界73カ国約9000銘柄(※)に分散投資しているのも、世界経済が成長するという前提に基づいているからだと考えられます。WealthNaviも、世界約50カ国1万1000銘柄に幅広く投資しています。

特定の地域や国ではなく、世界全体に投資し、長い目で資産を大きく増やすことを目指しましょう。

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