コラム

リスクを減らす「分散投資」ってどんなもの?

なぜ「続ける」ことが大切なのでしょうか

2018年5月29日

「投資が初めて」という方から、「リスクのない投資はありますか?」と質問していただくことがあります。将来に備えた大切な資産を運用するのですから、資産が減る可能性をできるだけなくしたいのはとても自然な気持ちだと思います。

投資にはリスクがつきもので、リスクを完全になくすことはできません。しかし、リスクをなるべく減らす方法はあります。今回は、リスクを抑えて資産を育てたい人の味方、「分散投資」についてお伝えします。

リスクを減らすには?

ある会社の株を買ったとします。株の価格は、上がったり下がったりします。上がり下がりのブレが大きいと「リスクが高い」、小さいと「リスクが低い」ということになります。

ブレが大きいとリスクが高い

ブレが大きい、つまりリスクが高い株だと、調子のよいときにはプラスのリターンが大きくなり、調子の悪いときには逆に大きく損をしてしまいます。

こうしたブレを抑える方法があります。たとえば100万円を投資にあてるとき、一つの株に100万円すべてを投資するかわりに、たとえば株と債券を組み合わせて50万円ずつ投資することで、ブレを小さくするのです。ブレが小さくなるということは、リスクが低くなるということを意味します。

これは、株が大きく値下がりしても、債券が値上がりすれば、トータルでは少しの損で済むからです(株が大きく値上がりしても、債券が値下がりすれば、プラスのリターンは抑えられます)。

このように、複数の資産を組み合わせて投資するとリスクを低くすることができます。これが分散投資の効果です。

値動きの違うものを組み合わせる

ただ、どんな資産でも組み合わせればいい、というわけではありません。ポイントは、値動きの違う資産を組み合わせることです。

たとえばフェイスブックやアップル、アマゾンといった米国のIT企業の株を組み合わせても、値動きは似通ってしまいます。米国の景気に対して悪いニュースが流れたときは、一緒に価格が下がってしまう可能性が高いでしょう。

同じ株でもヨーロッパやアジアなど異なる地域の株も併せると分散投資の効果が得られます。さらに効果的なのは、債券や金など株と異なる値動きをする資産も組み合わせることです。

異なる値動きの違う資産を組み合わせると

WealthNaviでは、株や債券、金など値動きの違う資産を組み合わせて、一人ひとりにあった資産運用をしています。

たとえば、景気が悪くなり株が値下がりすると、債券や金が値上がりすることが期待できます。一つの資産の値下がりをほかの資産の値上がりでカバーしながら、資産を安定的に増やすことを目指しています。

資産の数が多いほどいい?

WealthNaviのポートフォリオは、6~7つのETF(上場投資信託)からできていますが、「6~7つできちんと分散できているの?」と心配になる方もいるかもしれません。

ETFの多くは、株などたくさんの個別銘柄が集まってできており、一つのETFを買うと、数百、数千の株を買うのと同じ効果が得られることもあります。

一つの株に投資するときと、一つのETFに投資するときでは、投資する範囲が大きく違います。WealthNaviでは、少ない数でも十分な分散効果が期待できるよう厳選した優良なETFを組み合わせています。ETFの数が多ければ多いほど分散投資の効果が高い、というわけではありません。

WealthNaviのポートフォリオの例

WealthNaviのポートフォリオの例

たとえば、VWOという「新興国全体の株を投資対象とするETF」は、このETF一つだけで、20を超える新興国へ分散投資をしています。中国、韓国、メキシコなど投資対象を一つの国に限定したETFをいくつか持っているよりも、よく分散できていると言えるでしょう。こうして、6〜7つのETFを通じ、約50カ国1万1000もの銘柄に投資しているのです。

分散投資は、リスクを抑えながらじっくりと資産を育てたい方にぴったりの投資です。分散投資を味方につけて、「長期・積立・分散」の資産運用を続けていきましょう。

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